ヘンリー・ニューマンの賛美歌 その2

5月11日(火)曇り
『前に進めないと思うときこそ、大きな祝福が与えられる。』実祝プランニング語録
病気のため休養を余儀なくされたニューマン。
この間に、ニューマンはローマに行き、法王を訪問した。その後宗教上の疑問や不安が、この優等生のニューマンを襲った。また、1832年、英国の選挙法の改正法案が議会を通過した。
これは自由主義者の勝利だと多くの人は見た。ニューマンはこれが、様々な混乱を世の中に引き起こし、ついには英国の宗教界にも混乱を及ぼすことになると考えた。
ニューマンの憂慮はふくらんだ。かれは、自分の信仰の信念に基づいて、英国で行動したいと切望した。
ところが、英国に向う船が無く、シシリーで3週間の足止めを受けた。この期間、ニューマンは、パレルモにある、教会を巡り歩くことで心の平安を取り戻していく。
さて、中々船が来ないので、ついにはオレンジを輸送する船に便乗して、マルセイユに向う。
ところが、ここでも前に進めなかった。コルシカ島とサルジニア島の間にあるボニファチオ海峡で海が凪いでしまい、霧もでたため、船は1週間、進めずじまいだった。
ニューマン自身、まだ完全に病気が回復したわけではなかった。その上、自分が大事にしている宗教的なことでの悩み、政治的な混乱を予測した悩みに押しつぶされそうであった。
船も前に進めなかったがニューマンの心も前に進めなかった。
しかし、この時に!賛美歌が生まれたのだ。
 『人のたましいをよみの穴から引き戻し、いのちの光りで照らされる。聖書ヨブ記33:30』 
続きは明日のお楽しみ。★★★Copyright2010実祝プランニング※アダルト的内容とは一切関係がないのでそのようなコメント及び不適切なものは遠慮をさせて頂きたくお願いいたします。

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