アレクシス・カレルのHAPPY その2

6月17日(水)晴れ
『純真で善なる情熱が1番の動機である時、目的をHAPPYに実現させていく。』実祝プランニング語録
アレクシス・カレルは1873年、フランスのリヨンに生まれる。1912年には、ノーベル生理学・医学賞を受賞している。彼はは血管縫合の新たな分野を開発し、移植及び胸部外科のHAPPYなパイオニアとなった。
この血管縫合を開発するきっかけになったのは、フランスのカルノーア大統領がアナーキスト(無政府主義)に刀で襲われた際、腹部の大動脈損傷が原因で亡くなった事に由来しているらしい。当時はインターンだったが、 「大血管を縫合したら、大統領の命は救えた!」と声を出した。しかし、当時は安静が保てない臓器は縫合ができない事が常識となっていた。どの分野でも同じだが、発明者というのは、常識といわれていることを、覆し新たなことを発見している。第一次世界大戦(1914~1918)の最中にもアレクシス・カレルとイギリスの科学者のヘンリー・D・デーキンは「カレル・デーキン法」という消毒法を開発した。この消毒法は抗生物質の開発に先立って、多くの命を救う結果になった。この分野でもレジオンドール勲章を授与されている。
又、人工心肺原型の開発では、大西洋の単独無着陸飛行を成功させたチャールス・A・リンドバーグの知識が血管を連続的に還流させるポンプの発明に生かされた。リンドバーグは姉が心弁膜障害を持っていたため、ニューヨーク~パリを無着陸で飛んだ者に与えられるオルティーグ賞と賞金25.000ドルを抱えてアレクシス・カレルの研究室に参加した。
アレクシス・カレルは臓器を体外で行き続けさせるアイディアを生かし、2人の技術と知識と汗が、新たな医学分野を切り拓いた。 『善を計る者には恵みとまことがある。聖書 箴言14:22』又、名誉や勲章が目的ではなく、愛する者の為に、あるいは、命を救えなかった悲しさなどが、何とかしてそれを救いたい!という情熱が1番の目的になっている。それが大きな存在の手を動かして頂くHAPPYで純粋な動機となっていると思う。続きは又明日・・・。
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