阪神・淡路大震災から19年
1月17日(金)
『試練を乗り越える力はすでに与えられている。』実祝プランニング語録
今日は、阪神・淡路大震災から19年。
同じ震災に遭っても、被災した度合いや個人の受け留め方によって、感じ方は様々である。
しかし、その悲惨さを目の当たりにした者たちや、震災後に悲しい目に遭った者たちは、
この震災は生涯を通して忘れることが出来ない思い出となっている。
震災に遭って住居は倒壊しなくとも、数年経ってから、その影響から建物に歪が生じた場合もある。
私が住んでいた所もそうであった。
震災から数年経ったある日,震災の影響から建物を取り壊さないといけない、そうマンションの皆に通告が来た。
やっと落ち着いて生活していたのに、「もう、死にたい。」という方もいた。
何故か私がこのことを取りまとめる役に抜擢された。
正直、しんどいし大変だったが、最後まで皆が喜ぶ結果になることを頭に置いて頑張った。
また、未だに1月17日になると、震災のことがフラッシュバックしてしまう人も多いと聞く。
どうしようもない事が起きたとき、その後も悲しい事が続く時、立ち上がるどころかしゃがみこんでしまいたくなる。
だけど、今、生かされていることを感謝して、その感謝を喜びに変え、自分の周りの方々が喜ぶことを実践して生きたい。
「神様はね、お前が負えないほどの荷物は、
決して負わせてはいらしゃらんはずだよ。
つまり、大きな苦難にあっているというのは、
神様の側からみると、お前は
それを負うことのできる力のある人間だ
ということではないのかな。
この世の偉大な人間で、
苦しみにあわなかった人は一人もいない。(三浦綾子)」
苦しんだからこそ、試練に遭ったからこそ、悲しみを知っているからこそ、他者を励まし、慰める事ができる。
苦しみや試練、悲しみは、机上の空論ではないからだ。
でも、立ち上がる決心をした時、すでに立ち上がっているのだ。
フラッシュバックしてもいいではないか。
フラッシュバックを受け留める力を持てば。
その力がすでに与えられていることを信じて感謝して、毎年のこの1月17日を想いたい。
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