グランド・セントラル駅不思議なHAPPY その1
6月8日(月)晴れ
『痛みや苦しみがおそっても、それに耐え、潰されないHAPPYの力がある。』実祝プランニング語録
素敵な出会いも沢山ある。
アメリカはニューヨーク州、ニューヨーク市マンハッタン区に「グランド・セントラル」という駅がある。グランド・セントラル駅は通勤列車の発着が多く、世界で1番忙しい駅と言われ、現在は毎日15万人以上の人が利用している。。1860年代に完成したが開業は1871年。1900年前半にこの駅で多くのHAPPYを毎日、人人に届けた人がいた。荷物の運搬係りのラルストン・クロスビーだ。
彼は黒人だった。まだこの時代は差別も多かっただろう。しかし、彼は毎日、自分が受けている大きな存在からのHAPPYな愛情を人人に反映させていったのだ。これはある朝のセントラル駅の出来事である。白髪の老婦人が、車椅子のなかで泣いていた。苦しそうだった。ラルストンはこの老婦人に近寄って声を掛けた。「奥様、今朝お召しになっておられる、帽子もお洋服も大変よくお似合いです。」老婦人は驚いた。そして泣き顔が笑みに変わった。ラルストンは、1等列車が到着するプラット・ホームに老婦人の車椅子を押しながら歩いていった。老婦人は自分が人前で泣いていた事を恥ずかしく思った。「ごめんなさいね。泣いていて。でも身体が痛くてたまらなかったの。」老婦人は病気の為、痛みと闘っているのだ。
ラルストンは言った。「奥様、私にも痛みは少し理解できます。なぜなら、私は片目を失いました。その痛みは焼けた鉄が何年も目に突き刺さっているようで、長い間、痛みがありましたから。」婦人は尋ねた。「あなたはどのようにして、その痛みに耐えられたの?」「奥様、私はお祈りをしただけです。」婦人は不思議そうに聞いた。「お祈りしたら痛みが消えたのですか?」ラルストンは首を横に振った。 「いいえ、奥様、痛みはなくなりませんでした。けれど、痛みを恨むのでなく痛みに耐える力が与えられました。」その言葉を聞いた瞬間、老婦人の目にHAPPYな輝きが表れた。『主は私の力、私の盾。私の心は主に拠り頼み、私は助けられた。聖書 詩篇28:7』ラルストンは、この婦人だけでなく彼女の周囲にも大きな助けを届けることになったのだ・・・続きは、又、明日・・・。
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