グランド・セントラル駅不思議なHAPPY その2

6月9日(火)曇り
『苦しみや痛みを克服して得たHAPPYは、隣人の苦しみや痛みも運べる力となっていく。』
実祝プランニング語録
病気の為、身体の痛みに泣いていた老婦人に笑みと、目の輝きが戻った。ラルストン・クロスビーは
グランド・セントラル駅から、婦人と荷物をを1等列車に乗せて、見送った。
1年後、ラルストンの元にこの老婦人からの、お礼の手紙が届いた。さらに数ヶ月が過ぎた。多くの人が行きかう中で仕事をしていたラルストンが、マイクで呼び出された。
案内所で、ラルストンを待っていたのは、あの老婦人の娘さんだった。老婦人が召されたことを報告に来たのだと言う。
娘さんは口を開いた。「昨年、このグランド・セントラル駅で母は、あなたにお会いし、語られた言葉によって、自分が今置かれている現状を見る目が変わったといいました。召された後、このことを伝えに行ってほしい、そういい残して天に帰りました。」娘さんは涙をこらえながら伝えた。ラルストンは、真剣に聞き入っていた。今度はラルストンが口を開いた。「お嬢様、お悲しいと思いますが、お気を落とされないでください。しかし、お悲しい時はどうか、お泣きになってください。イエス様でさえ涙を流されたのです。どうぞ、涙はこらえずに沢山お流しになってください。そして、感謝のお祈りをささげることが、必要かと思われます。お嬢様は感謝のお祈りをささげておられますか?」娘さんは驚いた。そうだろう。悲しい時に思い切り泣きなさいという、前半の言葉は理解できる。しかし、悲しい時にどんな感謝が出てくるのだろう?と。「なぜ、わたくしが母を天に送って感謝をしなければなりませんの?」ラルストンの言う事は矛盾していると思った。
ラルストンは答えた。「あなたのお母様は、長生きをされたではありませんか。白髪になってもなお、娘のあなたを愛することがおできになりました。私は幼いうちに両親を亡くした子供達を沢山知っております。その上お母様は、病気の痛みに耐える力を神から頂き、痛みの中で苦痛を克服されたHAPPYがございます。どうぞ、沢山お泣きになって、沢山感謝をささげられたらいかがでしょうか?」この娘さんが大きな慰めを得た事は言うまでもない。ラルストン自身も差別や痛みの中それを克服しただけでなく、克服して得たHAPPYを周囲に運んで行く人となったのである。『あなたはいつくしみ深くあられ、いつくしみを施されます。聖書詩篇119:68』  続きは また、明日、、、。
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