ローザ、ボナールのHAPPY その1
5月22日(金)曇り
『願い通りに聞かれなかったと見える祈りの後ろで祈りは聞き届けられ、本当のHAPPYが花開いた。』実祝プランニング語録
パリの下町に貧しい画家と娘のロザリィが住んでいた。ロザリィは1822年に産声を上げた。ロザリィはまだ歩けないうちから、絵を描きたがった。周囲は「あの子は絵筆を握って生まれてきたのだろう。」とまで噂したほどだった。貧しいが画家の父親も、学校の教師もロザリィは本物の芸術家になれるようなHAPPYが神から約束されている、とまでその才能を認めていた。
ところが絵を描く芸術家には、絵の訓練や教育だけではなく、デッサンをするための『モデル』が必要だった。画家の父親は最大限ロザリィの絵が伸びるように指導した。しかし、モデルを雇ってお金を支払う余裕はなかった。金銭的に美術学校にも通わすことすら出来なかった。
モデルになる動物を飼って養うお金もなかったのだ。
ロザリィは『生き物』を描きたいと願っていた。
ロザリィはどうしたのか?神に祈ったのである。『モデルを雇って支払えるお金を神様下さい。』と。『主は私の切なる願いを聞かれた。主は私の祈りを受け入れられる。聖書 詩篇6:1』神はいつも最善をプレゼントしてくださる。祈っても自分の思い通り、期待通りに答えられるわけでもない。求めたものが与えられることもあるが、もっと良いものが与えられることだってある。時期をずらして違った角度から与えられることもある。それが神と自分と周囲にまでのHAPPYにつながっていくからである。
ロザリィの場合はどうだったのか?ロザリィの小さな裏庭にお金が降ってくる気配は無かった。宝石や金や銀が姿を見せることも無かった。
そのなかでロザリィのお祈りは聞き届けられたのだった。その答えられた祈りによって、ロザリィ
つまりローザ・ボヌールはフランスを代表する女流画家になったのだ。続きはまた明日・・。
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