ローザ、ボナールのHAPPY その2

5月23日(土)5月23日(土)晴れ
『純真な心の祈りはHAPPYな形で答えられる。』   実祝プランニング語録
モデルを雇って支払えるお金を神様下さい、と祈ったロザリィにお金が与えられる兆しは無かった。失意の中にいたロザリィは、散歩をしていた。純真に絵を描くことが何よりも好きで、立派な画家になりたいと、小さな頃から願っていた。名声や利欲のために絵を描きたいのではなかった。いつも絵筆を握ってきたのに、モデルもいない、お金もない。ロザリィは市場の近くを元気なく歩いていた。市場では肉屋、魚屋、八百屋などの商人が大きな声でお客を呼び込んでいた。買い物客とのやり取りも活発だった。
『神様、この沢山の人の中に私の絵のモデルのために助けを差し伸べてくれる人はいません。とても私は不運です。』と悲しい気持ちを神に訴え、涙を浮かべていた。
・・・・ところが、この悲しみの中でロザリィの祈りは、HAPPYなことに見事な形で答えられていたのである。どんな形でモデルが与えられたのか???
ロザリィの目の前に立っていた農夫が連れてきていた一頭の白い馬であった。この馬は野菜売り場の後ろの横棒につながれていた。市場の営業が終わり、農夫が農場に帰るまで馬はここにつながれている。おとなしく、馬はじっとしていた。ロザリィが馬を描くことを望めば、馬はモデルになってくれるに違いない。それもお金を支払わずに。しかも生き物を描きたいと希望していたロザリィだった。祈りは全て聞き届けられたのだ。『主は私の恵み、私のとりで。私のやぐら、私を救う方。聖書 詩篇144:3』ローザ・ボナールの絵は馬をモデルにした絵が多い。そして写実的な描写がとても繊細かつ躍動的なのだ。デッサンはピカイチである。1800年代にどれだけの女流画家が認められただろうか?ましてロザリィにはお金はない。馬を描くことで多くの人の心に訴えるHAPPYがそこに見られたからではないか?続きはまた、明日・・・・。
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