教育と優しさ
5月18日(金)
『子どもは親の姿を見て優しさを知る。』実祝プランニング語録
今は天国に帰ったが、入院中だった仔に毎日面会に行っていた。
その時、ある親子が雀を連れてきた。
お父さんとお母さんと小学4年生くらいの男の子。
何でも駐車場に動けなくなって、居たようだ。
足がおかしい気がした。
飼っているわけではない。けれど、かわいそうに思い、病院を調べて連れて来たのだろう。
受付で「診察と治療はできますが、費用はかかりますよ。」と言われていた。
飼っている動物なら、飼い主は出費覚悟でくる。
けれど、拾った雀である。
お父さんは「費用はかかってもかまいませんからお願いします。」と。
待合室でそれを見ていて、雀を抱いている男の子は素直そうな子だった。
この男の子は、本当の優しさを持った人間になるだろうな。そう思った。
お金をだして治療したとしても、野生の雀は外に放つのがベストだ。
それでも、怪我をして動けない雀を家族で助けようとしている。
こういう事が、教育であり、「やさしくしなさい」「意地悪してはだめ」と口で教えるより、はるかに心に入っていく。
自分の気に入った人達だけでは仲良くしても、気に入らない人を上手い具合に
仲間はずれにしたり、陰で事実でない悪口を吹聴したり、ニコニコしながら
人を潰すようなそんな大人が悲しいが増えている。
この男の子はきっと、心の優しいまま成長していくと思う。
そういう子どもたちを育てていくことが教育なのでは?
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