クリスマスのバラの奇蹟 心
12月21日(火)
『神様はいつも心を見られる。』実祝プランニング語録
さて、エービット修道院に、ルンドという町からアプサロン大司教が来た。
アボット・ハンス院長は大司教に「泥棒のおやじさんはお尋ね者ですが、真面目に暮らせるように、どうか釈放の手紙を書いていただけないでしょうか?」そう頼んだ。
けれど大司教は「いやいや、またしても村の正直な人達の物を盗んだら村の人達が可哀想だ。今のまま、森の中にいるほうがよい。」
それでもアボット・ハンスは熱心に頼んだ。
「ジョーインゲの森では泥棒一家の家の近くで、毎年クリスマス近くになると、素晴らしい花が沢山咲くと聞きました。大司教様、それは、いいつたえの奇蹟の花のことではないでしょうか。
この泥棒一家が本当に心が悪い人達ならば、その近くに神様の栄光の花が咲くはすがありません。神様は全ての人の心をご存知ですから。」
大司教はアボット・ハンスの熱い思いに打たれ、約束した。
「よろしい。ただし、そのジョーインゲの森に咲く奇蹟の花のことが本当なら、その花を私に一輪届けてくれますか。
そのとき、泥棒一家を釈放する手紙をあなたに渡しましょう。」
そのやり取りを、偶然平修士は聞いていた。
その花を持ち帰ることができるのか?続きはお楽しみ!
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