サン・ガルガーノの聖なる剣　その２

11月17日（火）雨
『自分を生かすためのみの、戦いは虚しい。』実祝プランニング語録
やっと授かった男の子は「ガルガーノ」と名づけられ、立派な青年に成長した。あるとき、夢の中に大天使、ミカエルが現れて、騎士の衣装をあてがったため、ガルガーノは、回教徒から、聖地であるエルサレムを奪い返す戦いに出ていく。
騎士としては優秀であったが、毎日繰り広げられる戦いと殺戮に身も心も疲れ果ててしまった。戦争に行った方々が戻ってきても、精神的な悩みから抜け出せない現実は、昔も今も同じだ。疲れきったガルガーノは、故郷の丘、モンテ・シエペに足を運んだ。
戦いでの悲しさや残酷さに嫌気がさして、もう自分の胸に剣を刺して自害しようとした。そのとき「ここに教会を建てなさい。」という神の声が響いてきたという。ガルガーノはその声に、従おうと決心した。
今までは貴族として、騎士として不自由ない生活を送っていたが、それを捨てて神と生きる道を選ぶことにした。
その決心の証として、胸につきさそうとした剣を、岩に刺した。すると、剣は岩に吸い込まれるように刺さっていき、剣の柄の部分と刺さった剣が、ちょうど十字架の形になったという。
ガルガーノはこのあと、どうなったのか？
続きは、明日のお楽しみ・・・。★★★★★★★★Copyright 2009実祝プランニング
11月8日からは、いぶし銀の輝きを持つ詩篇46編。多くの人がこの詩篇46編で、絶望から立ち上がった事実をもつ。
その10・詩篇46編『10節・やめよ。わたしこそ神であることを知れ。わたしは国々の間であがめられ、地の上であがめられる。』ここで、やめなさい、という神からの勧告がある。余計な企てを止めなさい。自分の力を捨てなさい。
人間たちは戦いを繰り返すが、神は平和を好まれる。剣や武器だけでなく、嫉妬や意地悪も相手に傷を負わせている戦いと同じである。あがめられるとは、神の栄光はどんなことやものより、高貴で高い位置に置かれ、尊ばれているという意味。キリスト者であっても、自分のみが生きるために神が悲しむことを選んではいけない。それらに気付かなければ虚しい。