思いやりは礼儀

5月9日(金)

『礼儀は思いやり&優しさ。』実祝プランニング語録

4月3日に大阪市のヤンマーフィールド長居を会場にして、開かれた大阪学生陸上競技対校選手権大会。

その競技会場の電光掲示板に映し出された画像が、
問題になっている。

なんと、関西学生陸上競技連盟が「人権問題にかかるような極めて不適切な表現」と

ホームページにおわびまで載せていたらしい。

スポーツマンの心意気はどこに?

関西学生陸上競技連盟が謝る前に、これを計画し

推し進めた人たちが、本当なら謝らないといけない。

問題の画像は、全聾(ろう)の作曲家ということで世に出た?

佐村河内守氏の似顔絵の中に

「皆さんの応援が……聞こえています!」との文字をいれたらしい。

これが、難聴者への配慮に欠けるし、傷つける内容だという指摘や抗議の声が寄せられた。

今後は人権問題の講習会を開いて、このようなに力をいれるとか。

この事件も、内容や表現は異なれど、人を笑いのネタにしたことと同じである。

相手の弱さをネタにして、それを公に流すというのは、思いやりに大いに欠ける。

事件は事件として、良いとか悪いとかは、また別の問題である。

今回は、難聴者の方々の心情を逆なでし、傷つけたのだ。

誰しも弱さを持っている。

できれば弱さがなくなってほしいと、特に身体の問題であれば、何倍も努力をしておられたり、

精神的にも頑張っておられるはずだ。

『刃(やいば)に強き者は礼に優し。(老子)』

武勇に優れた勇気のある人ほど、礼儀を大切にする。

礼儀は他者への思いやりであり、優しさである。

ご自身の立場に置き換えて考えることを、教育しないと、

うわべだけで「~はいけません。」「~はしないように。」といったところで、

根本的には解決しないように思う。

礼儀を学び実践することは、毎日の小さな優しさから始まるように思う。

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