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イタリアから死人の恩返し・親切な行い

2017年10月11日 / 最終更新日時 : 2019年2月28日 happy-ok3 未分類

イタリアから死人の恩返し・親切な行い

２０１７年10月11日（水）

東日本大震災から6年7か月。熊本地震から1年5ヶ月。
鳥取や福島沖地震など災害を忘れずに祈ります。
九州の豪雨、台風18号による被害心が痛みます。
支えられますように。

『親切は循環する。』

イタリアの昔話。

昔昔、イタリアの海辺の町に金持ちの商人がいた。

金持ちには一人息子がいた。

大人になった一人息子にも商売をさせようと

船を一隻任せて送り出す。

息子の商いは上手く行ったが、その町を

見学して帰ることにした。

稼いだお金をしっかりふところに入れて、

歩いていると、亡くなった人が裸のまま

地面に放り出されていた。

近くにいた人に事情を聞くと

「この国では借金を払えないで死ぬと

埋葬しないで、獣のエサにするんだよ。」

「それは可哀想だ。私が借金をここで払うから

どうか埋葬して弔ってあげてください。」

稼いだお金は殆どなくなってしまった。

父親の所に戻るが、仕方がないと許してくれた。

父親は、今度は別の国へ息子を送り出した。

そこでも、息子の商いは上手く行った。

この国を見学していると、奴隷商人たちが

美しい娘を売りに出しているところだった。

息子は可哀想になり、娘を買い取り

連れて帰った。

今度は父親は怒って

「もう商売は任せられない！出ていきなさい！」と

息子とその娘を追い出した。

2人は結婚し、男の子が産まれ、貧しいながらも

何とか努力をして生計を立てていた。

息子の父親は、孫のためにもまた息子に

商いをさせる事にして、船を用意した。

息子の妻は

「お願いがございます。

どうか船で私がお教えする国に向かって下さい。

そして、あなたと私と子どもの肖像画を描かせ

みんなの目につくように、絵を

船のへさきにかけて下さい。」

息子は妻の希望の通りにして、妻がいう国に

向かった。

その国に着くと、海岸でみんなが騒ぎ出し王様に報告。

王様は息子を呼んで聞いた。

「あなたの船のへさきに掲げている肖像画は

誰を描いたものなのか？」

「私と妻と子供です。」

「その妻は私の娘、さらわれていた王女だ。

直ぐに、王女と子供をこの国に連れてきなさい。」

ところが、王女には従兄（いとこ）がいて従兄は王女と

結婚するつもりでいたのに、王女はさらわれた。

やっと戻ってきた時には、他の男と結婚していた。

悔しい！と従兄は商人の息子を憎んだ！

商人の息子が王女を船に乗せてくると、従兄は

沖まで出迎えにいき、息子の船に乗り込んだ。

挨拶がてら、上手く息子を甲板に呼びだすと

海に突き落としてしまう。

嵐が来たので、息子は波にのまれてしまう。

王女は悲しみにくれて子供と王宮に戻った。

従兄は、息子はもう戻れない、しめしめと、

王様に王女との結婚を願いでた。

けれど

息子は沖合の岩に泳ぎつき、何とか生き延びていた。

すると

小さな船が息子の前に来て、乗っている男が言った。

「さあ、急ぎなさい！あなたの妻は、あなたを

突き落とした従兄と結婚させられてしまう。

私と一緒に戻るのです。」

息子はお礼を言い

「有難うございます。無事に戻れて妻と子供と

暮らせるようになったら、あなたにお礼を

いたします。どんな事でもいたします。」

「そうですか。その約束を覚えておきましょう。」

船が岸に着くと、いつしか男の船も姿も消えていた。

王宮に戻った息子は、王様に事情を話した。

王様は従兄に一番重～い罰の刑を与えた。

ふたたび、息子と王女と子供は仲良く暮らした。

そんなある日、一人の男が宮殿の息子を訪ねてきた。

息子を助けてくれた、あの男だった。

「こんにちは。約束したものを頂きに参りました。

どんな事でもすると約束してくれましたね。

私はあなたの子供が欲しいのですが。」

「こ・・子供！それだけは勘弁して下さい。」

「いいえ、約束です。どうしても駄目というなら

子供を半分に切って、半分でいいですよ。」

「と・・とんでもない！半分になど切れません！

切る位なら…連れて行ってください・・・。

約束は約束ですから・・・。」

息子は泣きながら、男に子供を渡した。

男は子供を抱きかかえ、戸口まで歩いて行った。

その時！

足を止めて、向きを変え息子の前に

歩いて来た。

「子供はお返しします。私は子供が欲しい

わけではないのです。約束をあなたが守るか？

それを知りたかったのです。覚えていますか？

私はあなたに借金を返してもらい、埋葬まで

してもらった、あの時死んでいた男です。

埋葬されず獣のエサにされると言うのは

人間としての『名誉』を奪われることと同じ。

私の名誉を取り戻して下さったお礼が

したかったのです。

もう私は、向こうの世界に戻ります。さようなら。

『親切な行いは、決して無駄ではない』どうか

そのことを覚えて、語り継いでください。」

そう言うと、男の姿は消えて行った。

それからは

息子も妻も子供も、みんな幸せに暮らした。

「親切な行いに

込められた純粋な愛は

形を変えて巡ってくる

親切は循環する

（by happy-ok3）」

「情けは人のためならず」ということわざがある。

誰かに親切にすると、その相手を助けるだけでなく

いつか自分に巡り巡ってくる。そういう意味。

約束を守る大切さと深さ、そして

『親切な行いは、決して無駄ではない』

私もこの言葉を胸に刻んで、

忘れないでいたい。

幸せは、その中に沢山見つかるだろうから。

今日という日は、

あなたに新しいラッキーな1日だから！

今日のラッキーを探そう
http://d.hatena.ne.jp/happy-ok3/20170714

あなたというかけがえのない存在が

あなただけの素晴らしい光を今日も

輝かせて欲しいと祈ります！

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

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http://hikikomori-peersupport.hatenablog.com/entry/20170718/1500304976
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★ホームＥＴＭ（人を育む英語の歌あそび）
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お子さん、お孫さんのいるご家族や、子どもたちとかかわる
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歌で楽しく遊びながら、個性や自立心、協調性や想像力、
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