思いやりは慈しみと優しさ

11月29日(土)

『思いやりは慈しみ優しさを持つ財産。』 実祝プランニング語録

さて、イギリスであったお話し。

あるサーカス団に、ホゾーという名の象がいた。

行儀も良く、芸達者で子どもたちの人気者。

ところが日が経つにつれて、ホゾーはだんだんと凶暴になっていく。

人々は怖がって、サーカスにホゾーを見に行かなくなってしまった。

サーカス小屋の責任者が、ホゾーは凶暴になったし、お客は減ったしという理由で、

今度はホゾーを痛めつけて殺す場面を見世物にして売り出そうと。

満員御礼となったが、そこに一人の小柄な紳士が、サーカスの責任者に交渉を持ちかけた。

「ホゾーを殺す前に、私をホゾーの檻の中に入れてほしい。

 2分でホゾーの凶暴性をおさめて見せるから。」と。

けれど凶暴化したホゾーの檻に、人間が入っていくと3分も経たないうちに

踏み殺されてしまう事は、目に見えている。

しかし、紳士は、「どうなっても責任は自分で取る。」という証明書を見せて檻に入って行った。

紳士は大きく、しかし優しい声で、ホゾーに話しかけていく。

ところが、何語で話しているのか全く理解できない。

そのうちに、ホゾーは泣き声とも思える叫び声をあげた。

紳士はホゾーに近づき、鼻を触り、鼻に手を回して、檻の中をホゾーと歩いた。

さて檻から出てきた紳士に、何をホゾーにしたのか?と皆は尋ねた。

「ホゾーは単に、ホームシックにかかって寂しかっただけだ。

 今、私が話した言葉は、ホゾーの故郷インドでホゾーが聴いて育ったヒンズー語だ。

 ホゾーはヒンズー語を聴いて、落ち着いたのだ。」

そう言ってその紳士は去って行った。


「思いやりは誠実や人間関係の基本である。

 人間だけでなく 動物、魚、鳥、木

 全ての生き物への愛があるということである

 (ラム・ダス)」

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紳士の名は「ラジャード・キップリング」。インド生まれのイギリスの作家。

また、ボーイスカウトの創始者・ベーデンパウエルとは、インド時代からの親友。

キップリングの作品はボーイスカウト運動にも多大な影響を与えた。

息子のジョーンは、ボーイスカウトに入り、後にボーイスカウトのコミッショナーになっている。

思いやりは心がこもった「行動」であり、「優しさ」であり「言葉」でもある。

そして次代を担う子どもにも実際的な影響を及ぼし、

良い形として受け継がれて行く「素晴らしい財産」!。

今日も皆様がhappyな気持ちで、

優しい笑顔で過ごせますように!
GO!

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