介助鳥と信頼

10月14日（火）

『信頼関係が増すほど、生活に笑みが増す。』　実祝プランニング語録

さて、先日、動物病院で、1羽のセキセイインコを連れて来ていた老婦人に会った。

セキセイのキューちゃん。

その老婦人は、片方の耳が全く聴こえないとか。

来客があって、ドアホンが鳴っても気がつかない事も多いらしい。

ところが、このキューちゃんは、ドアホンが鳴ると、「お客さんがきましたよ～～。」と

言わんばかりに、鳴きながら玄関に飛んでいくらしい。

また、ケットルのお湯が沸いても老婦人が、気がつかないことが多いらしい。

この時も、キューちゃんは「お湯が沸きましたよ～～。」と言わんばかりに

鳴きながら、ケットルの上まで飛んでいくとか。

「まるで介助鳥ですね。」私はそう伝えた。

小さな鳥だが、飼い主との信頼が深いのだ。

言われなくても、飼い主の弱さを助けようと、毎日

出来うることを頑張っている、キューちゃん。

「信頼こそ　才知よりも

　交際を深める

　（ラ・ロシュフコー）」

信頼関係が築けるということは、素晴らしいことである。

鳥は、パソコンもネットもできないが、

人間と信頼を築くことはできている。

人と人の関係も、信頼が築ける事は

素晴らしいことにつながる。

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