傘の助け合い

5月16日(金)

『犠牲は愛によって支えられる。』実祝プランニング語録

小学校5年の道徳の副読本で紹介されている、傘の実話。

もう45年も続けられている「たすけあいかさ」である。

たすいけあいかさは、11年前に95歳でお亡くなりになった

「豊吉 加(ます)」さんが1969年に会社を定年退職し、

「これからは、世の中に恩返しするんだ。」と

「たすけあいかさ」を始めた。

急な雨が降っても安心して、駅から傘をさして帰れるようにと。

駅は堺市東区にある、南海高野線の萩原展人駅と芝野駅。

どちらも1日の乗客が7000人ほどの小さな駅。

最初は近所のお寺と協力して傘を集めて、傘立てとしてスチールの箱を買われた。

しかし、ただ傘を置くだけでなく、管理が必要だ。

その後は、豊吉さんが一人で管理もするようになり、

なんと年金から新しく30本の傘も買い足したという。

けれど、借りた人が返さないこともあり、本数が減ってしまった。

けれど、心ある近所の人たちが、家で使ってない傘などを2000本集めてくれたようだ。

傘、2000本はすごい数なので、傘の保管小屋まで建てたとか。

しかし、高齢の豊吉さんのことを心配した、三女の楠井順子さん
(現75歳)が

20年前から引き継いだ。

簡単なように見えて、実は大変なボランティアだ。

けれど、楠井さんは、「私の父が他人を思いやる大切さを、

子どもたちに伝えられて、とてもうれしい!」と

たすけあいかさを大事に管理・修理されている。

「豊かさの中から施しをしないでください。

 何か自分に必要なものを犠牲にして、

 痛みを感じながら

 人に与えるのです。

 そうすれば、同じ痛みを通じて

 相手とつながることができます。

   (バレンタイン・デ・スーザ)」

ボランティアであっても、上から目線ではなく、そして続けることは

犠牲が伴うし、いつも気にかける愛おしさが無くては続かない。

45年も続けられているということは、

愛の傘で45年、知らない、しかし同じ駅に乗り降りする方々を

助けてこられたのだ。

素晴らしい「傘」である。

Copyright2014実祝プランニング

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