しかえしはよくない
5月2日(金)
『悪いことにも、善きことを返せる力を持ちたい。』実祝プランニング語録
いじめや恨みは、捨てたほうが良いものである。
けれど、学校だけの中にとどまらず、社会の中でも
多くのいじめがある。
また、逆恨みや、仕返しをする人もいる。
逆恨みが増えるのは、叱られたり怒られた経験が少ないことも影響しているかもしれない。
しかし、仕返しなどは、いつかご自分に返ってくることを
心に留めないといけない。
仕返しやら、復讐やら、人を陥れることやら、悪意をもって何かをすることやらは、
ご自分の心を小さく狭くしていく。
「怨(うらみ)に報(むく)ゆるに徳(とく)を以(もっ)てす。(老子)」
これは、嫌なことをされたり、怨みに思う人に対して、復讐や仕返しの思いや行動をするのではなく、
慈悲の心を持ち、相手の幸いを願うこと。
難しいことではあるが、これが本当に大事なこと。
人間の大きさや力が問われる部分だ。
いくら祈っても、心に仕返しの思いを抱えていると、祈りも詰まって通じにくい。
確か聖書にも同じような意味合いの言葉がある。
「悪をもって悪に報いず、侮辱をもって侮辱に報いず、かえって祝福を与えなさい。(聖書)」
けれど、実行することはたやすいことではない。
この言葉を説教しつつ、実際は違う人もいるだろう。
自分の内面と葛藤しつつも、こういう言葉の真実に、私は少しでも
近づきたいと思う。
いじめ、仕返し、復讐、悪意、裏切りなどからは、本当に良いものは生まれてこない。
その良くないものは、いずれご自分が、巨いなる存在から問われるときがくるからだ。
人にも天にも、徳を善を届けて生きられたら幸いだ。
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