過ごした質が大事

1月24日(金)

『時間ではなく質が大事。』実祝プランニング語録

私のところには、何故か寿命が短い仔や弱い仔、不思議な仔が来る。

小型インコであるが。

一昨年、元気なインコを扱っているペットショップを紹介してもらい、お迎えした。

昨日書いた仔のお友達にと迎えたのだ。

丁度生後1ヶ月で、毛の艶も良く、元気だった。

ところが、急に足腰が立たなくなってしまった。

診てもらっても原因がわからない。

カゴには入れないで、大きなプラスチックの水槽に入れ、夜はその水槽をそばに置いて寝た。

病気で不安な夜を過ごさせたくなかったからだ。

すると夜中に何度も何度も、バタバタと、羽を広げて羽の力で立とうとする。

「僕は大丈夫。もう立てるよ。ほら、見て!羽は広がっているでしょう?心配しないで。」と。

その姿をみる度に、涙が溢れた。

「わかったから。体力を使う事はやめよう。ゆっくりお休み。」

最後の何日かは、入院したが、旅立ってしまった。

この仔が最初にペット葬祭にお願いしたインコになった。

ペット葬祭の人も、犬や猫は慣れているが、小さなインコは慣れていない。

小さなインコをペット葬祭に依頼する人は殆どいないとか。

昨日登場したインコの仔は、葬儀に立ち会った。

小さな命でも、私のところに来た事は、大きな意味がある。

私は今でも、あの仔が羽を広げて、自分が苦しいのに私を励まそうとしていた姿を忘れない。

鳥は自分の病気を隠す動物。

ペットショップで病気になれば、どのように処置されるのか私は知らない。

きっとあの仔は、寿命を知り、自分の命を尊んでもらいたかったのだと思う。

私のところに居た時間は短かったが、時間ではなく心の通う質だと思う。

心の通う質においては、大きく広く深いものであったと、私も他の仔たちも認めている。

だから今でも、忘れない。

小さな命でも、家族として最期までお互いを大事に思えた素晴らしい仔だから。

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