今を生きる勇気
1月18日(土)
『今日は変えることが出来る新しい一日。』実祝プランニング語録
毎年、1月17日が来ると、阪神・淡路大震災のことが語られる。
また、特に被災した者たちは、思い出す。
新聞からの記事であるが、杉水満さん(現67歳・当時48歳)は震災の日、神戸の東灘区のアパートが全壊して
最愛の妻を亡くされた。
妻のミチ子さんは、14歳年上だったらしい。当時62歳。
私の周囲にも、奥様が13歳年上とか、12歳年上とか、20歳年上とか、女性が年上のご夫婦が何組がおられる。
色々、なれ初めなどを伺うと、どうも、男性のほうが『ぞっこん』で、
男性からアプローチしていることが多い。
歳が離れていると、育った環境も流行りも当然異なる。
しかし、「何か大事なものを共有できる絆が強く太い。」と聞いた。
絆が強いと、亡くされた喪失感は本当に大きいと察する。
杉水満さんは、その後故郷の熊本に戻り飲食店を開いた。
店を持つことは、妻のミチ子さんとの約束だったという。
しかし、地震が起きた意識というものは同じ日本であっても、
兵庫県と熊本県では差があったらしい。
数年前、地元の小学校から震災の体験を話す機会が与えられたという。
また店にはがれきの中から掘り起こした時計が
五時四六分で止まったまま、飾られているらしい。
そして現在は再婚され、震災を忘れないものの前に向って生きておられる。
「死のうとするよりも 生きようとすることの方が
たいていは ずっと勇気を必要とする
試みなのである。(アルフィエリ)」
誰でも形は違えど、生きている中、試練に遭う。
その苦しい中で、生きる!ということを、
試されていることなのかもしれない。
東北地方大震災の後は、絆という言葉が尊ばれ、
「今をきちんと生きよう。」と絆婚が増えた。
過去は変えようがない。
でも新しい今日は、変えていける。
Copyright2014実祝プランニング