嬉しいお弁当

12月14日(土)

『慈しむとは愛情が注がれること。』実祝プランニング語録

「滋味」とは、栄養があって味の良い美味しい食べ物のことである。

1924年生まれの、現在89歳の料理研究科の鈴木登紀子さんが、「お料理は滋味なのよ。」

この言葉を大事に使われる。

漢字でかくと、慈しむ味となる。

けれど極端な話、美味しくできなくても、慈しむ心があれば、滋味にもなる。

あるお母さんがいた。

このお母さんは、仕事が忙しく、料理は上手くなかった。

子どもに持たせるお弁当というと、少し高価な買ってきたお弁当を持たせていた。

あるとき、子どもが何か問題を起こしたらしい。

呼び出されたお母さんは、「一体何が不服なの?」そういった。

子どもはいった。「お母さんにお弁当を作って欲しい!」

「お弁当なら、お金をかけて美味しいものを持たせているでしょう!」

子どもはそれでも、お母さんのお弁当と言い続けた。

根負けしたお母さんが、「でも、お母さんは料理できないからね。」

次の日、お母さんがお弁当を作った。

{卵焼きは形がぐちゃぐちゃでこげて、他にはかまぼこの切ったものと、ふりかけをかけてあっただけ}

しかし、そのお弁当を見た子供は、今までにない笑顔でお母さんに言った。

「ありがとう!おかあさんのお弁当だ!」

食べ物は、愛情であり、慈しむ心。

その子どもはお母さんが忙しい事も、料理が出来ないことも知っていた。

けれど、お母さんの手で自分に作られたお弁当を食べたかったのだ。

高価な美味しいお弁当よりも価値があったのだ。

その後、毎日お母さんがお弁当を作ったのかは定かではないが、「たまには作った」ことは確かだろう。

慈しむ心は愛情なのだから。

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