大事なことを大事に

10月25日(木)

『大事なことを大事に。』実祝プランニング語録

自分を大事にすることと、自分しか愛せないというのは、真逆。
自分しか愛せないと、悲しいことになってしまう。

チャック・スペザーノという心理学の博士が、少し難しい表現だがこんなことを書いていた。

「主導権を手にし、やりたいことをやって生きようとするたくらみの1部として傷や苦しみを利用するのは、いい関係を見つけるためにも、関係を健全に保つためにも害になりかねません。」

例えば、病気になった人がいるとする。
病気が不安だから、友人にSNSなどを通じて励ましを拡散してもらったとしよう。

優しい人たちは、たとえ数文字であっても、「頑張って」と励ましの言葉を書く。

励ましてもらった人に、病気であることを通し、自分の欲求を無意識のうちに拡大し、自分の思うように相手に関わりをもたせようとする。

相手は、疲れてしまうので、やんわりと引こうとする。

それを、相手が驚くような言葉ややり方で、強引に引き止めようとする。

その時点で関係性は崩れてしまう。

誰しも弱さは持っているのだ。

一緒に担うことを自らが希望して行えるのは、

身内であったり、本当の親友であったり、物凄くお世話になった人であったり、結婚を前提にしている恋人のように、実際に良い、善い、深い関わりがある人達でないと難しい。

善い関わりがある人なら、はたからは犠牲のように見えることであっても、
相手のために喜んで支え、担うことを感謝して行えるのだ。

実際の関わりが無いのに、相手への要望が大きくなり、それを続けていこうと要求する人は、自分のことしか見えていない。

完全な人はいないし、誰しも悩みはあるだろうが、少なくとも関わる人が笑顔になれる、そんな時間を大事にしていきたい。

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