見えない誉れ
6月29日(金)
『見える良いもの、良いことだけが誉れでは無い。』実祝プランニング語録
5月に、うちに来た爪の無いマメルリハの仔。
よく考えてみたら、多分この仔は生まれたときから、爪は無かったのだろうと思う。
なぜなら、小鳥の場合は、ほんの少しの出血でも、致命傷になる。
私がこの仔に会ったのが、生後3週間の時。その時すでに爪は無かった。
お迎えすると、すぐに獣医さんの所に健診に連れて行ったが、胸の骨も湾曲していたし、お腹に病気もあった。
お腹の病気は薬で治ったが、もう7月を過ぎると生後3ヶ月にもなるのに、
身体は雛のように小さいまま。毛並みも「美しい」とは言いがたい。
そして鳥なのに、悲しいかな飛ぶことが出来ない。
しかし、この仔はとても明るい。他を押しのけることもしないし、
自分が障がいを持っている事は、理解しているだろうに、いじけず、自分に今できる事を頑張る。
この明るさ、ポジティブさ、前向きさには脱帽だ。
持って生まれた才能だろう。そしてこの才能は、宇宙の大きな存在からの贈り物である。
であるなら、人間である私達は、もっと多くの贈り物を携えて生まれてきたはずだ。
自分に贈られている、素晴らしい才能を、自分が見つける、或いは親しい人から見つけてもらう事もできる。
そしてその才能は、優越感を持って他者を見下すためにあるのではなく、
他者を助け、励ますために存在している。
正しく使う事をルールとして贈られているはず。
動物病院に行っても、爪の無いこの仔だけは、待合室で他の方から「雛ですか。」とは言われても
綺麗だとか、可愛いとかとお世辞にも誉められる事はない。
しかし、私はこの仔を誉れに思うし大好きだ。
だからこの仔の名前は、連れて帰った日から「誉(ほまれ)」とした。
障がいがあっても、私にとってこの仔は宝ものだからだ。
であるなら、私達も、小さな者であったとしても、宇宙を造られた大きな存在は、「宝」と大事に想ってくれているはずだ。
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尼崎ベンチャービジネス研究会ホームページhttp://ama1975vb.com/
ホームページのトップに、メンバーによる励ましの小さなデザインポスターを掲載。
6月に「NO.20 紫陽花 辛抱強い愛情」「水無月 カエル」を掲載。
17年前、被災した立場から創られています。
デザイン 幸せカエルは、http://d.hatena.ne.jp/happy-ok3/20120526
デザイン お父さんありがとうは、http://d.hatena.ne.jp/happy-ok3/20120610
デザイン 雨の励まし 紫陽花はhttp://d.hatena.ne.jp/happy-ok3/20120617
デザイン ジューンブライドは http://d.hatena.ne.jp/happy-ok3/20120623