素敵な身体の弱い仔
5月9日(水)
『本当の強さは周囲を傷つけない。』実祝プランニング語録
マイナスに見える部分があっても、そのマイナスに代わるプラスを他の部分で、大きな存在は必ず与えてくれている。
そのプラスの素晴らしい部分を探せるかどうかの差だけかもしれない。
うちにいるマメルリハの勇輝。もう1歳。
鳥の1歳といえば、人間なら立派な社会人の成人。
お友達を探していた。しかし、うちは雄ばかりなので、雄を希望。
以前から何度も電話で話していた「おじいちゃんブリーダー」に勇輝とのお見合い兼ねて会いにいった。
獣医さんいわく、「この頃お見合いさせてくれるブリーダーさんなんて滅多にいない。」と。
同種で4月10日生まれの雄と雌がいた。まだ1ヶ月ならない。
おじいちゃんはしきりに綺麗な雌を奨める。が、よく見ると雄は足の爪がない。
どうやら、親鳥か兄弟鳥にやられたと察する。
雌は爪も色も綺麗そのもの。であるなら、多分この雄は買い手がないかもしれない。
どうしようかと考えたが、雄を希望している。勇輝と相性が良い仔を希望。
という最初の目的どうり、足の爪がない雄をあえて連れて帰った。
安くはしてくれたが、お金は勿論支払った。
獣医さんに診せると、痩せすぎで、爪は仕方ないとして羽に(ストレス線)まで出て、お腹も弱いことが判った。
しかし、このブリーダーさんは、鳥舎も見せていただいたし、他のマメルリハも見せていただいたが、良い方できっちり飼育されていた。
マメルリハは元々気性の荒い鳥である。雄同士相性が悪いと凄い喧嘩になる。相性の良い雄と雌ペアでいると、仲良いらしいが、そうなると卵も産むし。
殆ど雄同士は同じカゴで飼わないことが多いらしい。
うちの勇輝を見てブリーダーさんが驚いていた。
「あんた凄い良い育て方しとるなあ。話はするし、なついているし、素直やし、穏やかなほうやし・・・。」
特別な事はしていない。ただ、甘やかす事はしないが愛情は沢山注いでいる。
さて、同じカゴに入れたが、勇輝のオモチャのテリトリーを侵されると怒るが、攻撃もしないし、まあ、この種の雄同士にしては仲が良い。
新しい仔のブランコを新しく買ったら、それは新しい仔のテリトリー?になるので、喜んでいた。
マメルリハは気が強い鳥なので、産まれた時、同じカゴの中で強い同種からやられていて、よっぽどストレスがたまって、痩せて羽にまで出ていたのだろう。
しかし、この仔は攻撃は自分からしない。立派だ!
いじめられても仕返ししないのだ!でも、逞しい!
鳥でも人間でも本当の強さはこんな所に垣間見れるんだろうね。
しかし、うちに来てえらい、喜んでくつろでいるようだが・・・。
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