体験と苦しみ

3月28日(水)
『苦しみは体験した人に理解できる。』実祝プランニング語録

東日本大震災から1年以上が経過した。
3月11日の前後は、震災のことが各メディアでも大きく取り上げられた。

しかし、被災した人達には、本当に悲しい時間が過ぎていく。

私も17年前に被災したので、ほんの少しだけ理解できる。

そして被災といっても、差があるのだ。
だから、やるせない気持ちになることもあると思う。

しかし、愛する人を亡くしたという悲しみは、とても大きい。

未だに行方不明の方々もおられる。
「あの時・・・~だったら・・・。」そう思ってご自分を責める方々も多い。

また、何かがあった後の宗教の勧誘のような事はごめんしたい。
そう言われる声も多い。

宗教が悪いという事でもなく、それを説く人達の問題だと多くの人が言う。

確かに、聖人と呼ばれた昔の人達は、ある種の世捨て人だった。

学校や病院を建てても、ご自分は、古びた服と靴でかけずり回っておられた。
見せかけではなく、本物だったし、誤魔化しも、嘘もなかっただろう。

今は、まだ気持ちが張っておられたり、身内を探しておられたり、悲しいし、苦しいのだけれど、その気持ちさえ整理が出来ないと思う。

仕事仲間達が震災の冊子を出してくれた。
そこには、赤裸々な言葉が綴られていた。

苦しくても苦しいと言えない人達も大勢いる。

でも私も、小さくても、同じように苦しんだから、理解し祈れる祈り、気持ちがある。

そういう祈りを毎日続けたいと思う。copyright2012実祝プランニング

尼崎ベンチャービジネス研究会ホームページhttp://ama1975vb.com/

ホームページのトップに、メンバーによる励ましの小さなポスターを掲載。

3月に「NO.17命の力弥生月」 「ひな祭り」を掲載。

17年前、被災した立場から創られています。

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