喜びは苦しみの後に イゾベル・クーンその6
11月22日(火)
『喜びは苦しみを通過して根付く。』実祝プランニング語録
1931年四月には、イゾベルとジョンに新しい命が与えられた。
名前は、「キャサリン・アン・クーン」
彼女も大人になってからは、宣教師となり、タイ北部にいる人達に、神の愛を伝えにいくようになった。
その後、様々な困難を乗り越え、リス族がいる場所まで導かれ、愛を伝えた。
その間、「どうしよう・・・」と思うことにも何度も直面した。
しかし、奇跡と思えるようなことや、タイミングの助けによって、乗り越えてこれた。
しかし、1954年の11月には帰国せざるを得ない状況になった。
イゾベルは末期癌にかかっていた。
1957年3月、ついにイゾベルは56年ほどの人生に終止符を打った。
しかし、最後まで、感謝が溢れる気持ちを持ち続けていた。
『わが神主よ。私は心を尽くしてあなたに感謝し、
とこしえまでも、あなたの御名をあがめましょう。詩篇86:12』
自分の人生を振り返り、自分のためではなく、他者の喜びが満たされるために、生き抜くことが許された感謝が、そこにあった。
イゾベル・クーンの生涯は、絶版になっている本が多いが、中古本なら手に入る。
今の時代、それぞれが苦しい現実に立たされている。
その苦しみを励ます言葉として、詩篇の86編を届けたかった。
なぜなら、この詩篇は命の危機に切迫したダビデ王が詠った詩だからだ。
苦しみや困難を乗り越える『杖』として、素晴らしい詩である。Copyright2011
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