聖・アントニウス その5
7月8日(金)
『厳しさを避けては、修行は成り立たない。』実祝プランニング語録
アントニウスは地下墓地で35歳まで過ごし修行を積んでいたという。
悪魔の誘惑の後、10年経過した。
しかし、アントニウスは、神に対しての自分のあり方、そして奉仕をもっと強いものにしたいと願った。
彼は砂漠地帯のピスピルの山に登り無人の砦を見つけ、その場書を新たな修行の場所とした。
砦の扉は閉めたまま、約20年にわたり、人にも会わず、外にも出ないで、厳しい修行をした。
その姿は多くの人々の間に伝わり、真摯な神への姿勢に自分も倣いたい、という人々が集まってきた。
アントニウスは、そういう人達には、自分の苦しい修行の体験をふまえ、神の教えと自分の心構えを教えた。
人は増え続け、ピスピルの山には修道院が建った。この砂漠地帯は多くの修道僧で溢れた。
言い伝えによると、この頃のエジプトの約半分が修道僧だと言われる。
それゆえ、アントニウスは「修道院の創設者」そして「修道僧の父」と呼ばれるようになった。
アントニウスは、自分が苦しんで修行した体験を、修道僧たちに語って指導し、教育にあたった。
このことからも伺えるように、神に仕える者の修行は3年4年では成り立たないということだろう。
また、温室では育たないということだ。
聖人と呼ばれる人達、ブッダにしても親鸞にしても、自分の身ひとつで何年も修行に出ている。
そういう厳しさを本気で持った人達が今はどうなのだろう?
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7月にNO.10「文月の詩歌を」を掲載。同じく被災した立場から、想いをこめて創られたようです。
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