聖・アントニウス その1
7月2日(土)
『真っ直ぐで欲のない聖人。』実祝プランニング語録
聖・アントニウスに関してであるが、彼が20歳の時、両親が召された。
両親とも敬虔なキリスト教徒だった。
といっても、アントニウスが生まれた頃は、宗教改革なども起きていない時代なので、カトリックだったのだろう。
しかし、真面目に神を敬い信じるように、両親から教えられてきたという。
この時代は、単に教会に行っているというのではなく、躾や作法、宗教についても親が家庭できちんと教育していた。
アントニウスは251年に中部エジプトのコマ(今のクマン)という村で生まれた。
両親が召された後、幼い妹と2人になった。
両親の喪が明けてからしばらくして、教会に行った。
すると、聖書のマタイによる福音書の「もしあなたが完全になりたいと思うなら、帰ってあなたの持ち物を売り払い貧しい人々に施しなさい。そうすれば天に宝を持つようになる。そしてわたしに従ってきなさい。」という言葉に感動を覚えた。
アントニウスは家に戻ると、両親が遺産として残してくれた土地を全部、村の人達に与えた。
立派な家財道具も沢山あったが、自分と妹のものだけ残してすべて、村の貧しい人達に差し上げた。
全く真っ直ぐな 欲のない人物である。
続きはお楽しみに!
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