クリスマスのバラの奇蹟 釈放された泥棒一家

1月9日(日)
『ゆるしを受け取った証は、悔い改め、心と生活を変えること。』実祝プランニング語録
平修士からアプサロン大司教の手紙を受け取ったおやじさんは、読んで青ざめた。
そばでおかみさんも、一緒に手紙を覗きこんでいた。
「なんて事だ!アボット・ハンスさんは最後まで諦めずに、約束を命がけで果たそうとされていたんだ!
一人だけ、この寒い森で、雪に覆われてしまった地面を這いずり回って、掘っていたんだ!
あの曲がった腰と疲れた身体で!死んでからも大事に握り締めてくれていた球根から花が咲いたなんて・・・。」
おやじさんの目からは涙が溢れ、もう、言葉にならなかった。
おかみさんも泣いていた。そしておやじさんに代わって言った。
アボット・ハンスさんは、命がけで私らとの約束を守ってくれた。私らも約束を守るよ。もう、泥棒はしない。
アプサロン大司教さんから釈放の手紙をもらったんだ。この森を降りて、村で真面目に働くよ。」
そして泥棒一家は、もう泥棒一家と呼ばれる事がないよう、子供達にも、アボット・ハンスの愛と約束を聞かせた。
5人の子供達もみんな泣いていた。
そして、一家はほら穴を出て行った。
これから、真面目に、アボット・ハンスの愛に応える生き方をする為に・・・。
しかし、平修士は山を降りなかった。
どうなったのか?続きはお楽しみ。
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