独眼の英雄、ホラティウスのHAPPY その3

8月11日(火)曇り
『本物の栄誉は自分を捧げ、人の命を尊んだ先に姿を表す。』実祝プランニング語録
さて、ポルセンナとの戦いで片目を失ったホラティウスだが、ローマの人人は心からホラティウスに感謝を捧げた。そして片目を失った事に敬意を表し、「コクレス(独眼)」という名前で称えられた。そして、全てのローマ人から1日分の食料を与えられ、1日で耕せるだけの土地を与えてもらった。つまり、ホラティウスのその後の生活を皆が敬意を持って保障したのである。そしてウルカヌス神殿に立派な青銅の像が建てられたという。
それは、ホラティウスを心から尊敬するという厚意を持って、彼の大きな傷を慰め、励ます意味もこめられている。
 『主は正しい者を飢えさせない。しかし、悪者の願いを突き放す。聖書箴言10:3』矢が目に刺さり、えぐられたのであるから、表面の傷は癒えても、痛みは何年も残るものだからである。
ウルカヌス神殿は、現在では時の流れと自然現象とで、最も損壊した神殿となっているらしいが、紀元前5世紀に建てられ、かつてはこの谷で最も荘厳な神殿だったと考えられている。
ホラティウスは、自分が後に栄誉を受けることを計算したわけではない。自分の愛するローマの為に、自分の命を捧げる覚悟でともに戦う兵士の命をまず尊び、先に橋を渡らせたのである我先にと、自分を護り自分が要領よく逃げたのではない。
今は、自分をよく見せるため、自分が損をしないために、自分にも非はあるのに全て相手のせいにしては逃げる人が増えていないだろうか?
 約束を守らない、自分の仕事の責任を果たさないことを、真面目にこつこつ頑張っている相手のせいにされることがないだろうか? 
 
続きは、明日の、お楽しみ・・・
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