謙遜のHAPPY その7
4月9日(木)晴れ
『謙遜は、どうぞが日常で増えていくHAPPY。』
実祝プランニング語録
しっかりした人間教育を基盤としている、某私立大学の学長から伺ったお話だが、今年は4月2日が
入学式で大学としても、中身のある教育を頑張っておられるとの事であった。すばらしいなあ、そんな教育を受けられる学生はHAPPYだと思った。
しかし、その後のお話しに、耳を疑ってしまった。入学式は何千人も入る大きな講堂で行われたが、この頃は8割がた、父兄がついてくると仰る。父兄だけならまだしも、祖父母まで来てくれるそうだ。学長は「ここは、大学で小学校ではないのだが、、、。」と。
それだけなら、今は少子化の時代でもあるし、HAPPYでほほえましいと思いきや、生徒の入学であるから、父兄席とは分けている。表示もしている。ところが、ある父兄達が数人、学生席に陣取って早々と座っていると言うのだ。職員の方が「ご父兄様の席はあちらです。移動を、、」と言うと、ごめんなさいどころか、「あんな席からやったら、うちの子供がよく見えない!ここに座る!。」と。40代後半から50代後半のご父兄達である。職員の方は何度もお願いして、やっとのことで移動してもらったとか。後でその報告を聞いた学長は、「学生より、父兄にモラルを教えないといけない。」と、嘆いておられた。うっかり知らなかったでもなく、お願いしてもごめんなさいもなく、中々聞いてもらえなかったので、なぜ解っていながら、されるのかと。子供が大学の入学式という事は嬉しいHAPPYなことである。でも、そのHAPPYは自分たちだけの要求だけを通すために存在しない。
でもその学長はそれを理解した上で、学生達に人間としての{どうぞ}を、教える努力を今以上にされると思う。{どうぞ}が学生達の父兄にも、伝わる学びになれば日常の中でHAPPYが増えると思う。
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