O君にHAPPYを贈ります。

12月15日(月)晴れ 暖か
この頃、小学校3年の時、同級生だった優等生O君を何故か思い出す。O君は、体育以外は成績が良かった。ピアノも弾けた。しかし、何せ、小難しい言葉を、平気で出す。「~は人権蹂躙だ。」とか。私は国語が好きだったので、意味を調べるのだが、他のクラスメート達は、{ドン引き}なのである。皆は「ジンケン ジュウリン?なんや、それ?」と。今から思うと、O君のお父さんは法律関係の仕事に就いていたのかもしれない。学校の先生もとてもO君には気を遣っているのが、子供達皆にわかってしまうほどだった。だから、O君には仲良しの友達と呼べる子がいなかったように思う。さて、そのO君と私は隣の席になった。いつも机のセンターの境界線からどちらがはみ出した、といっては、なんだかんだと私とは、互いに言い合えていた。私のほうが4分6ではみ出すことが多かったとは思うが。そのO君、苦手な科目がひそかにあった。美術ダ。お絵かきの時間は、いつも私のそばに来る。絵の具で描いていると、O君が「この色の作り方を教えてほしい。作ってくれたら、先生に問題で当てられて、わからないことを教えてやるから。」という。(私は別に当てられて解らなかったらそれでいいのに)と思いながら、『それはこれとこれと、これを混ぜたらいい。』というと「作ってほしい」という。仕方がないから目の前で作ってあげる。しばらくすると、また同じ色を作れとパレットを差し出す。
『さっき教えてあげたとうり、ここに出してる色を混ぜたらいいの。』すると「作ってくれなかったら、当てられて解らなかっても教えたらへんぞ!」という。そんな事はどうでもいいのである。教えてあげるのに何もいらないよ、、、。また作ってあげる。「こんなことどこで勉強したんや?」と今度はきく。『勉強??自分で考えて色を作ってる。』「ふ~ん。」と。O君とは3年生の時一緒になったきりだ。中学はO君、{名門灘中学}に進んだと噂できいた。小学校3年生以来、クラスも別であう事もなかったが、中学1年の終わり頃、学校の帰りに灘中の制服に身を包んだO君を見かけた。顔を見たとたん{しんどそう・・・。}と思った。私の想像なので正しいかどうかはわからないが、多分O君は小学校では1番か上位の位置をキープしていたが灘中では上位でなく、しんどいのではないか。だいじょうぶかなあ?と心配した。が、3年生以来話もしていないので,見かけただけで終わった。それ以来見かける事さえない。優等生には3パターンの人がいるように思うと書いたが、私が感じる1パターンの人は、いつも駆け引きを平気でしてくる。隠れた部分で交換条件の思いをもっている。それが色んな形になって出てくる。何かをして、その見返りが自分のおもうように返ってこなければ、怒ったり、自己保身が優先するあまり、相手が困ることをしてくる事もある。しかし、そんなことをしなくても関わって助けていけるのが友達である。O君、本当の友達をどれだけもてたかなあ?今、HAPPYかなあ?今O君が目の前に居たら、言ってあげる。「何かをしてもらうために、色を作って教えてあげたんじゃないよ。同じクラスでしかも隣同士じゃない。友達だからだよ。」と。ボランティアでも仕事でも、良かれと思う中にも、伝わらないことなども出てくる。それでも見返りなど期待もしないで、それを喜んでつづけていく忍耐が自分に求められたりする。責任が伴うと損と見える事さえ、かぶってマイナスを受ける選択もしていかないといけない。胃が痛くなったり、身体の弱い部分ににでたりもする。でも、そこで自分が研磨され、自分の弱い部分も解り練られていく。どこでも同じような事は多々あるはずだ。GIVE&GIVEでいいじゃない。O君が今どうしているかは知らない。でも、O君がどこにいても、私は今年、クリスマスの贈り物として、{I Wish you are HAPPY.}を天使があなたに見えないところから見えない力で届けてくれることを祈るよ。O君のことを何故か思い出すこと自体、その贈り物を用意しなさい、といわれていることだと思う。私は何も出来ないけど、見えない部分で働く大きな暖かい力がきっと、それをしてくれると思う。O君、今年はHAPPYが見えないところから心に沢山クリスマスに贈られるはずだから、うけっとってね。

O君にHAPPYを贈ります。” に対して2件のコメントがあります。

  1. 石畳のん♪ より:

    『GIVE&GIVEでいいじゃない。』、心に響きました!私は・・・
    介護にでさえTAKEを求めているのかも?赤面です!(-_-;)
    ハッピーさん、私にも素敵なHappyをありがとうございます!

    1. happy-ok3 より:

      石畳のん様、こんにちは。いつも感謝します。

      介護は大変です。
      私も祖母の介護、頑張りました。

      身内の見舞いや看病も。

      だれでもしんどい時はございますよね。
      石畳のん様は、頑張っていらっしゃいます!
      コメント感謝します。

      いつも本当にありがとうございます。

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