信頼関係
4月17日(火)
『信頼関係は身を呈してこそ。』実祝プランニング語録
日本のフィギュアスケートのペアが熱い。
3月30日に行われた、世界選手権で、日本が初の銅メダル。
高橋成美選手と、マービン・トラン選手。
トラン選手はカナダの人だ。
日本は男子も女子も、シングルでは上位に入るが、ペアでは難しかった。
高橋選手は元々はシングルですべっていたが、ペアの魅力に引き込まれた。
ところが、日本では、相手を探すのが難しかった。
そんな時、コーチがカナダのトラン選手を紹介してくれた。
また、ペアは、失敗した時は大きな打撃を受ける。
だから、男性選手は、女性が失敗した時などは、そばにいる自分の身を守るために、自分が逃げる選手もいるという。
それが悪いとか良いではなく、下手をすれば、スケート靴のエッジで大怪我をすることもある。
また、氷上で女性を投げるため、投げた相手とぶつかった衝撃も半端ではない。
ところがトラン選手は、高橋選手がバランスを崩しても、自分の身を呈して、高橋選手を受け止め、守るのだという。
だから、高橋選手の信頼はゆるがない。
危険な技も信頼で挑戦するのだと。
トラン選手に、高橋選手は「トランは神様の贈り物。」だという。
こういう関係こそが、本当の信頼であり、また献身というのだろう。
彼らのスケートも素晴らしいが、この関係も素晴らしい。
都合が悪くなれば、逃げたり、相手を切り捨てたり、裏切ったり、上手く蹴落とすような人達が増えている中、
スケートを通し、彼らは無意識のうちに、「信頼の素晴らしさ」というメッセージを、私達に送っている。
説教とかメッセージは口先だけでは、通じない。
トラン選手の国籍はカナダであるため、2人がオリンピックに出るには、トラン選手の国籍を変えないといけない。
だけど、トラン選手が国籍を変えても、ブーイングは起きないだろう。
多くの人達が応援する。
この2人を見ていると、元気が出てくる。頑張れ!!!
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