アドベント その15 りんご泥棒

12月13日(日)晴れ
『ごめんなさいをした後が大事。』
実祝プランニング語録
りんごが、カゴに少しだけ残っている。このおばあさんは、もう今日の仕事を終えて帰るところなのだろう。肩には重そうな木の切れ端を詰めた袋を下げている。おそらく、暖炉の薪に使うのだろう。
こんなおばあさんが、物売りをしているのは、生活もそう裕福ではないのだろう。木の入った袋が重いのか、道端にその袋をおろした。りんごが残ったカゴを脇においた。
するとその時、破れた帽子をかぶった男の子が道から飛び出し、りんごのカゴからりんごを取って逃げようとした。おばあさんはすぐ気がつき、男の子の服の袖をつかんだ。おばあさんは両手でその子をつかまえ怒り出した「この泥棒め!」男の子は「何をするんだ!はなせ!」と言う。
マルトゥインはあわてて戸の外に飛びだした。「おばあさん、許しておやりよ。きっとお腹がすいていたんだよ。」おばあさんは言う。「お腹がすいていたら何をしてもいいのかい?私だってこの歳で、りんごを売っているんだよ。警察に突き出してやるんだ!」「おばあさん、この子はもうこれからはしないよ。」
そして男の子に言った。「さあ、おばあさんに謝りなさい。カゴからりんごを取るのを、わしは見ていたよ。」男の子は泣きながら謝りだした。「ごめんなさい。お腹がすいていたんだ。もうしないよ。ごめんなさい。」
マルトゥインは「それでいい。おばあさん、そのりんごの代金はわしが払うよ。盗んだんじゃない。わしが買ったのだ。」男の子はビックリした。おばあさんは「だけどね、そんな事をしたらまた、同じことを繰り返すよ。」
マルトゥインは「だったら、わしらが、正しいことをこの子らに教えてあげないといけない。キリスト様がいつも見ておられることを。キリスト様が喜ぶことをするようにな。そして、本当に謝っているなら、許してやろうよ。キリスト様が許されたように。」さて、おばあさんはどうするのか?
続きは明日のお楽しみ・・・Copyright2009 実祝プランニング★★★★★★★★★アドベントとともにその関連からHAPPYを見つけていきたい。同じみ言葉から、様々なことが示される『詩篇43編3節・どうか、あなたの光とまことを送り、私を導いてください。あなたの聖なる山、あなたのお住まいに向って。』許されたことに甘えてはいけない。本来なら自分が始末をつけることである。許されたことを当然のように思うなら、過ちは繰り返される。光を自分からさえぎっていく。許されたことに感謝し、感動するなら、光の中を歩める。

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