アドベント その7 良い方向
12月5日(土)雨後晴れ
『自分の弱さが見えてくると、力が与えられる。』実祝プランニング語録
すっかり生活が良い方向に変わっていった、マルトゥイン。仕事を終えて、夜になると、新約聖書を毎日読んでいった。すると、とても心に響く言葉にぶつかった。
『自分にしてもらいたいと望むとおり、人にもそのようにしなさい。』
マルトゥインは思った。「そうだなあ。以前はお酒を飲んでは、誰かの噂をしたり、くだらないことを言ったものだ。その噂は、多分悪い尾ひれがついたものだろう。多分真実ではなかっただろうに。間違った悪いことを、その人がいないときに言ったりしたのは、悪かったなあ。」
マルトゥインは久しぶりにため息をついた。「カピトーシカが亡くなったときも、心ない人達は、男親一人だからとか、悲しみを解ってくれるより、好き勝手に噂してくれた。
わしも同じことをしていたのだなあ。」更に、読み進んでいくと、『わたしを主よ、主よと呼びながら、わたしが言うことを行わないのですか?わたしの言葉をきいて行う人が何に似ているか教えよう。それは、地面を深く掘って
岩の上に土台を据えて家を建てた人に似ている。洪水になって激流が押し寄せても、揺り動かす事は出来ない。しかし、聞いても実行しない人は、土台なしに、砂の上に家を建てた人に似ている。洪水が来ると、すぐに倒れ、その倒れ方はひどいものになる。』
マルトゥインはこの言葉を、自分の生活に当てはめてみた。
「わしは岩の上か、それとも砂の上のどちらに立っているのだろう。聖書を読んでいる時間はいいが、それ以外はうっかりすると、また神様がお悲しみになることをしてしまうかも知れない。いつも注意していよう。主よ、この私に力をお与えください。」
そう祈って寝ようとした。でも、寝れなかった。続きは明日のお楽しみ・・・。★★★★★★★★★アドベントともににその関連からHAPPYを見つけていきたい。同じみ言葉から、様々なことが示される。
『詩篇43編3節・どうか、あなたの光とまことを送り、私を導いてください。あなたの聖なる山、あなたのお住まいに向って。』1度光が当てられたからといって、完全ではない。光は様々な角度から当たる。
そのとき、以前は見えなかったものが新たに見えてくる。自分の心の中の綺麗な部分より汚い部分が多く見えてくる。汚い部分を素直に認め、主のもとに持っていけば、主は赦し助けを下さる。しかし主よ、主よといいつつ、ごめんなさいが言えない人は、悲しい。