サービスのHAPPY その2
3月18日(水)晴れ
『サービスは小さなHAPPYを受け取っていただく事。』
実祝プランニング語録
スーパーで会計を済ませると、カゴの中の物を詰める机にカゴをもっていく。その机の上をアルバイトと見える20代半ばの男性が拭いてくれていた。と、ところが、拭いてくれている布巾がビショビショなので、机の上は拭いたというより、机に水を打ったようになってしまっている。
私が躊躇していると、その男性は「どうぞ!」という。この机の上には物を置けないと思い、机とその男性の顔をみたら、「ああ、僕が拭いているから気を遣って待っててくれるんだ。」と勘違いしたらしく、ニコニコとして、再度「どうぞ!お使いください!」といって立ち去って行った。想像だが、男性はは家でも学校でもそういう「お手伝い」をしたことが無いのだと思う。拭くのは一生懸命拭いてくれていた。男性はこれがサービスだと思って頑張っていたのだ。しかしビショビショのあの机だけには、お客さんは困って誰も使えない状態が男性には見えてなかった。
サービスはお客さんのために、させていただくのだが、喜んでHAPPYと受け入れてもらえることが前提にくる。
さて、時々寄る喫茶店がある。そこではクリスマスに小さなキャンドルを各机に用意してくれていた。
私がクリスマスのHAPPYと喜ぶと、それを考案し作成したッスタッフが偶然その場にいて「苦労して用意した甲斐がありました。」と喜んでくれた。それ以来、もう3月になるのに、私が席に着くと、毎回何もいわず、わざわざそのキャンドルを灯して運んでくれるのだ。
それだけでも、コーヒーの味がHAPPY味になる。
また、カウンターでなく「広いお席にどうぞ。」と気を遣わず座れるように勧めてくれる。
小さな何気ない事かもしれないが、私はHAPPYで嬉しい。
大きなことを、いかにも「サービスしました!」ではなく、お客さんに小さなHAPPYを受け取ってもらうことだと思う。
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