誰と過ごすかは大事
12月23日(月)
『朱に交われば赤くなる。(諺)』
朱に交わると、自分も朱の影響を、心にも身体にも、行動にも受けてしまう。
朱い水の中に長い間浸かれば浸かるほど、身体の中に朱の色が沁みこんでしまう。
朱色なら、心も明るくなるが、良くない影響を及ぼすものが、沁み込むと
人格そして行動にも変化が起きていく。
「似たもの夫婦」と言われるが、長い時間、一緒に生活し、同じような食事をし、会話をしていると、お互いが影響を受ける。
これは夫婦に限らず、どんな人から教えを受けるか、誰の真似をするか、
それらも同じ。
相手が発するものを、受け入れられらないとなるから、離れるという形になっていく。
結婚して、以前とは良くない方向に変わってしまう人がいる。
例えば、以前は近所や他者への気遣いが行動にもなって出ていた人だったのに、
結婚して2年3年と時間が経つと、自分が良ければ良い、という行動に変わってしまった人がいた。
伴侶となった人が、ご自分の怒りや嫉妬を周囲に形として表す人だったらしい。
表向きはどんな人かは、わからないことが多いが、雰囲気や表情、そして行いにどうしても出てしまうのだ。
良くない部分をお互い直す努力、補い合う努力ができるのが夫婦であろうが、
それが出来ないで、時間が経過していくと、ご自分の本来の善さを見失ってしまい、
ご自分が変わってしまうか、離れるかという結果になってしまう。
熟年離婚も増えているらしいが、一緒に長い時間を過ごしても、
大事な部分での交わりが少ない要因があるのかもしれない。
朱が良いものなら交わるほど、自分も周囲も良い方向に向っていく。
良いということは、陰の陰で行われることが多い。
自分が良い「朱」か否か、いつも点検が必要なのかもしれない。
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