賞を求めない
10月1日(月)
『賞を求めない場所にこそ、力が宿る。』実祝プランニング語録
人間というのは、賞賛されることを好む。
けれど、自然界を見たとき、花の美しさ、動物のかわいさ、海の神秘、
鳥たちの羽の美しさと舞い等等、賞賛してもらわないと、拗ねたりしない。
また、他のものが、美しいからと言って、ねたんで相手を蹴落としたり、
いじめたりもしない。
それぞれが活かし合って存在している。
口で良い言葉を語り、また、書いても、そこに「自分が!」という想いがあれば、それらは、見える人には見えてしまう。
さてずっと、マンションの廊下の掃除を続けている。
勿論掃除は、管理人さんがすべき仕事なのだが、そのままにしていると、何ヶ月もされないからだ。
最近は、色んな方の本音が見えてくる。
「マメに掃除してくれるから。」という事なのか、ご自分の玄関を掃除した埃を、廊下に掃き出してそのままという方もいる。
何故わかるか?というと、毎日のように掃除しているからだ。
勿論、その埃は黙って掃除しておく。
「賞を求めない。」この言葉は、イギリスの児童文学本の中に記されていた言葉である。
奥が深い言葉だが、そういう言葉が、教えとして日常に語られるなら、子供の心に、刻まれていく。
刻まれた子供が大人になると、それを背に手本として見せていく。
本当の謙遜とは何かを、日常で見せることが自然に出来ていくる。
教育や躾けは、こういう所から、言われてではなく、感じ取って学んでいくものではないのだろうか?
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