涙を通過した味
9月20日(土)
『涙を通過した味は優しい。』実祝プランニング語録
さて、昨日登場した、元力士で落語家の三遊亭歌武蔵 師匠。
この歌武蔵 師匠のお父さんも元力士だった。
本当なら、息子に力士として頑張って欲しかっただろう。
1968年生まれ。現在46歳。
武蔵川部屋に入門を許されて半年ほどで、相撲をやめてしまった。
しかし、今から31年も前の相撲部屋のしきたりは
今よりはるかに厳しいはず。
よく武蔵川親方が、すんなりと落語の道に行くことを
承諾し後押しをされたなあと、頭が下がる。
それだけ、武蔵川親方は相撲界の厳しさを
涙とともに経験してきたのだろう。
しかしまた、落語界とて厳しい世界である。
武蔵川親方の深い優しさ、そして同じように優しさを持っている三遊亭圓歌 師匠。
二人は一言で、心の内が分かり合える優しい友人だったのだろう。
そして、中学卒業後の男の子は食べる食べる。
圓歌 師匠は、歌武蔵さんを
身体も心も、落語家としても育てていったのだ。
「涙と ともに
パンを食べたものでなければ
人生の味はわからない
三遊亭歌武蔵 師匠は慰問活動を
ライフワークにされている。中々続けられることではない。
お金は大事だが、自分が落語で助けられてきたことを
今度は多くの方々に「慰問」という形で届けている。
いや、届ける力があると言っても過言ではない。
人生の味は苦労と苦労を正しく乗り越えた中でこそ
美味しい味になっていくのだろう。
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