動機は事を生かす

6月27日(金)

『純粋な動機は幸いをもたらす。』実祝プランニング語録

口で良い事を説くのは、比較的簡単。

口で言うことと、実際の生活が同じであるか、

そちらが本当は大事なことである。

その中には、何かをしていく時の、心の底の「動機」が

純粋で善いものか。

世の中に役立ち、周囲が幸いになるか。

しかし、権力を使い、上手に嘘を重ねて

ご自分の得や、ご自分の思いどうりに運ばせたいがために

つまり私心を重ねてしまうという人もいる。

そうなると、説いている人は上辺は取り繕えても

心が、全く違う方向を向いているので、

嘘に嘘を重ねて、嘘をついている自覚さえ

麻痺してしまう。

ご自分の欲が根を張っている事にすら

気がつかなくなってしまう。

「動機 善なりや

 私心 なかりしか

(稲盛和夫)」

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この稲盛和夫氏の言葉は、

素晴らしい言葉である。

私心がないという言うのは、自分だけ良ければよいという狭い気持ちで動かない、または自分中心な利益を考えないということ。

また、これは「有道(ゆうどう)=正しい道に適っている、徳行をなす。」とも言われる。

「有道」というのは、日本曹洞宗を最初に日本に開祖した道元という素晴らしい僧が

仏教の肝心要となる「正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)」という著書にも書かれている言葉だ。

道元は、中国の曹洞宗の天童如浄(てんどうにょじょう)に師事し、その後、鎌倉時代の初期の禅僧となった。

道元は、天童如上から教わった仏教の真髄を、人間が、有道をたどるために

慎むべきこと、実行しなければならない事を、日本人に理解できる言葉で、生涯をかけて

書いていったという。

動機は、信じる真髄を、わかりやすく広め、後世に残し、

日本の人たちが「有道」に生きれたら、素晴らしい国になり、

平和な人間関係を築けることを、希望したからだろう。

Copyright2014実祝プランニング

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