財産は徳
6月3日(火)
『徳を財産にできる人は幸い。』実祝プランニング語録
私たちが生きていくうえで、物もお金も必要である。
『富』を国語辞典で調べると、「財産や物がたくさんあること。」
しかし、財産や物は、死ぬ時に持っていくことはできない。
さて私の祖父は名士であり、立派な経営者でもあった。
年齢的には、私からすると、ひいおじいちゃん位の年齢。
勿論、この世にはいない。
父が若いころなので、私は生まれていない。
その昔、友人の経営者の保証人になった。
結果、家、屋敷、その他すべて手放すことになった。
その心労から病気になり、8年間寝たきりになった。
祖父が亡くなった時、神主さんが、白装束ではなく、紫の装束で臨んだらしい。
理由を親せきが聞くと、
「ふつうは白装束での葬儀をします。しかし、私が心底、尊敬する方には
一番尊い儀式があるときにしか、着ない装束を身にまといます。
本当に立派で、人に尽くされ、私たちを牽引してくださった方ですから、
最大限の敬意を表して、葬儀に臨みたいからです。」と。
そして、8年も寝たきりだったにもかかわらず、多くの方が死を惜しみ
参列してくださったとか。
「失われるものを 富と呼んではならない
徳こそ 本当のわれわれの財産で
それを所有する人の
本当の褒美なのである
私には祖父の心意気、実践されてきたことが、
私の財産の一つに数えられ、幸せだと思う。
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