洗うことは新しくなること
6月13日(水)
『子どもの頃の有意義な時間を探り出す。』実祝プランニング語録
6月8日に「ハンディを忘れる時間」として、遠縁の義手の男の子のことを書かせて頂いた。
(詳細は http://d.hatena.ne.jp/happy-ok3/20120608)
さて親戚一家は夏休みに来たように思う。
海水浴に行った。
小学生だった私は、親戚の義手の幼い男の子が危なくないように、浅瀬で一緒に遊んでいたが、
男の子が「・・・どうしょう・・・出ちゃった・・・」と駆け寄ってきた。
水の中で遊んでいるので、トイレが近くなり、まだ幼いので出てしまったらしい。
2枚も海水パンツなどない。しかし、そのままで遊ぶのは、その子は「いやだ」という。
それを見ていた私の父がそばに来て、「わかった」といって
海水パンツを脱がし、海水パンツを海でジャブジャブと洗った。
「洗濯したから、もう大丈夫!」
そういって男の子に海水パンツをはかせた。
たったそれだけのことなのだが、その子はとても喜んだ。
「おじちゃんに洗ってもらった、わ~い。」
今にして思えば、幼くても、その子の誇りみたいなものだっただろう。
そのままの海水パンツと言うのは、自分の失敗と一緒に遊び続けること。
1度脱いで、洗ってもらえば、その失敗はリセットできることを教えられた。
ほんの小さな行動と思いやりは、人の心を喜びで満たすのだ。
アスペルガーの方とお会いしてから、何故なのかそういう記憶が鮮明に甦った。
(詳細は http://d.hatena.ne.jp/happy-ok3/20120602)
その幼い親戚の義手の男の子と遊んだ時間は、単に楽しかっただけではなく、大切な事を沢山学んだ感動が残っていた。
その感動は、時間が経っても色褪せることがなかった。
海水パンツを持ってきていたという事は、最初から遊ばせる目的があったのだろう。
義手の幼い親戚の男の子と遊んだその時間は、私にとっても、楽しく有意義だった。
きっと皆さんにも同じように、子どもの頃の楽しい有意義な時間がある。
その事を思いだすのは、引き出しの奥にしまっていた宝箱を開けるようなものでワクワクすると思う。
copyright2012実祝プランニング
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