ささげつくす イゾベル・クーンその5

11月18日(金)
『自分の本当に大事な物も想いも涙もささげつくすこと。』実祝プランニング語録

イゾベルは聖書の学びを終えた。
同じ聖書学院でジョンという青年と親しくなった。ジョンはイゾベルと結婚したいようだ。

普通なら問題の無い話だが、ジョンも中国への宣教を希望していたとは言え、イゾベルは奥地のリス族の所に行きたかった。

もし、ジョンが違う場所へ遣わされたら、結婚は出来ないと。
ところが不思議な事に、その心を綴った手紙をジョンに出すと、すでに中国にいたジョンが見ないうちに、ジョンはリス族がいる場所へ遣わされることが決まった。

イゾベルはジョンのプロポーズを受け入れ、中国へと旅立った。

1929年11月、イゾベルは雲南の昆明でジョン・クーンと結婚した。
家は小さな家で窓が1つもなかった。

住居に不満は無いが、文化や考え方の違いから、中々ここの人達に、美しい物を大事にすることなどを理解してもらうのは困難だった。

自分が買って大事に持ってきた物も汚されてしまう。

これは耐えるというより、大事な物も想いも汚された悲しさも、神にささげるといったほうが正しい。

自分の物は自分の物でなく執着をすべて取り払わないといけない。
勿論言葉も覚えないといけない。

イゾベル達は神第一として、自分のすべてを呈することを心に思った。
今はこのような伝道者が少なくなっていることは否めない。
ささげると口では言いつつ、上手に取り込んで奪ってしまう。

心の深い部分で、何通りもの道を作っている。
本当は一つにしないといけないのだが・・・。

『私の心を一つにしてください。
 御名を恐れるように。詩篇86:11後半』

自分をささげるというのは、自分の物も大事な気持ちも、神や周囲の人達が活かされることを願い差し出しつくすことだと思う。

それらは、視える人には隠れていても視えるから不思議。
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