聖・アントニウス その4
7月7日(木)聖・アントニウス その4
『苦しみは希望に続く。』実祝プランニング語録
悪魔が姿を変えた猛獣の襲撃に身体中傷だらけにされて、地面に倒れこんだアントニウス。
そのとき!ここは地下墓地のはずなのに、天上から一筋の光が差し込んできた。
悪魔達はその光に追い散らされた。
この光はまさしくも、神からの助け、救いの光だった。
絶対絶命!そう思えるときも、神の助けは本当にあるはず。
アントニウスは、神に「神よ、なぜ猛獣が襲う前に助けてくださらなかったのですか?どこにおいでになりましたか?なぜ、最初の傷を治しては下さらなかったのですか?傷の上にまた傷をつけられ大変苦しいです。」
そのとき神の声がどこからともなく響いてきた。「アントニウスよ。あなたが最初に傷を負わされたときも、わたしはずっとあなたのそばにいたのだよ。あなたが悪魔とどのように対峙するかを見させてもらったのだ。
アントニウスよ、幾重にも傷を負わされた痛みによく耐えて、悪魔に屈しなかった。それこそが、悪魔との戦いだ。わたしはこれからも、あなたとともにいる。そしていつもいつも救いの手を差し伸べよう。あなたの存在を人々に知らせよう。」と。
アントニウスは、その場にありったけの力を出し、立ち上がり真剣に祈ったという。
さて、私達も、生きていく中で様々な戦いや攻撃に遭う。
傷の上に傷をつけられたり、綺麗な言葉、神の言葉を語りつつ、自己保身や自己利益の為に人を潰そうとする人すら存在するかもしれない。
しかし、神という存在はそれらをすべて見ておられる。
一生懸命頑張って、その上裏切られ、更に傷つけられ嘘を吹聴されることも、起こりうる。
アントニウスが倒れこんだように、希望を起こす力も残っていないように感じるときがある。
しかし、必ず光は神が射し込まれる。
このアントニウスの経験は、多くの人に希望の力を語っているように思う。
余談になるが、古賀茂明氏が退職を勧奨された件で、現れは異なれど類似する事は、宗教の中でも起きていないといえるだろうか?
献身とは、すべての職業の中に存在している。
宗教=献身でもなくなってきている悲しい現実が事実ある。
それは政治や企業の世界よりも、神の前には恥ずべき、怖ろしいことなのだと言う事が、魂で理解されていないからかもしれない。
しかし、アントニウスのように献身している人も存在する。
続きはお楽しみに。
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尼崎ベンチャービジネス研究会ホームページhttp://ama1975vb.com/
ホームページのトップページに、メンバーによる、励ましの小さなポスターをPDFで掲載。
7月にNO.10「文月の詩歌を」を掲載。同じく被災した立場から、想いをこめて創られたようです。
どうか、用いて頂ければ、幸いです。