聖・アントニウス その2

7月4日(月)
『修行は知識や年数ではない。』実祝プランニング語録

さて20歳のアントニウスは、土地をすべて村の人達に差し上げ、自分と妹の僅かな家財道具だけを残して、あとの家財は、貧しい人達に施した。
その後、再び教会に戻ったアントニウスはまた、福音書の言葉を聞いた。

「だから、あすのことを思いわずらうな。あすのことは、あす自身が思いわずらうであろう。1日の苦労は、その日1日だけで充分である。」

この言葉を聞き、アントニウスの重荷は軽くなった。悩むことなどないと。
そして僅かな家財も人に差し上げ、幼い妹は知り合いの修道女の方に養育を依頼した。

アントニウスはここから、身ひとつで苦しい修行に出たのだ。

苦行者として生涯を捧げる気持ちはかたく、まだ20歳の若造であるから、先輩苦行者からの叱責や忠告にも嫌な顔をせず、教えを受けた。

ところがたった数年で、修行を積めるはずもない。
これは、どの世界でも同じ。スポーツの世界でも芸術でも、研究分野でも、仕事でも。

また、知識だけ詰め込んでも、年数だけ経っても修行したとはいえない。
そんな時、悪魔が誘惑を仕掛けてきた。
これが、有名な聖・アントニウスの誘惑である。

両親が持っていた財産、可愛い妹、金銭への欲望、有名になることへの名誉欲、食べる欲望、生きていく中での楽しみ事への欲望など等。

また、徳を積むことに対しての辛い奉仕をあげつらって、苦行をやめるように促した。
アントニウスの苦しみが始まった。続きは、お楽しみに。
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尼崎ベンチャービジネス研究会ホームページhttp://ama1975vb.com/
ホームページのトップページに、メンバーによる、励ましの小さなポスターをPDFで掲載。7月にNO.10「文月の詩歌」を掲載。
同じく被災した立場から、想いをこめて創られたようです。
どうか、用いて頂ければ、幸いです。

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