ペットブームと困ったこと
6月27日(月)
『他人への思いやりを自分のこととして持つ』実祝プランニング語録
今はペットブーム。
しかし、問題が起きている。
それは、ペット禁止の住居にナイショでペットを飼うことだ。
ナイショで飼っている人達は癒され満足だという。
けれど、周囲への迷惑や配慮を考えておられるだろうか?
分譲マンションでさえペット可であっても、いくつかの制限がある。
集合住宅は、周囲への配慮が必要。中には動物アレルギーの人だっている。臭いに敏感な人もいる。音に敏感な夜勤の人だっている。
今特に大きな問題になっているのは、賃貸マンション。
ペット不可という条件で契約し入居しているにもかかわらず、ナイショで飼う人が増えているという。
不動産屋はそこまでわからないし、オーナーも同じマンションに住んでいなければ、見つかりにくい。
賃貸マンションのオーナーから聞いた話だが、ナイショで飼われていると、その人が引っ越した後が大変なのだと。
犬の場合は、小型犬であっても、臭いが染み付いてしまうと聞いた。猫の場合は、柱や修理が難しい部分にまで傷をつけられてしまう。
そうなると、次の入居者が決まりにくくなって、困るという。
オーナーの生活を困らせることに、結果的になってしまうと聞いた。
自分は癒されていても、周囲には癒しどころか迷惑をかけることになっているなら、本末転倒だ。
了解を得て、お互いが気持ちよく暮らせる配慮。そしてそれでも飼いたいなら
ペット可の住居を探すか、自分の家を建てるしかない。
自分さえよければいいと言う考えでなく、周囲への思いやりを考える時間が
これからはもっと必要になってくるのではないか?
猫や犬だけがペットではない。金魚や熱帯魚、ハムスターや小鳥も立派なペットである。
少し考え方を変えるだけで、契約に反しないところで選択肢はいくらでもある。賃貸契約は、借りているという感謝を忘れては上手くいかない。
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