クリスマスのバラの奇蹟 誠実さは生きる

1月8日(土)
『誠実な心は生き続ける。』実祝プランニング語録
ほら穴には、まだ、泥棒一家が住んでいた。
おやじさんは、平修士の顔を見つけると、斧を振り上げ近づいて来た。
「やい!おまえたちが、天使が来ているのに悪魔だ!なんていうから、今年は
ジョーインゲの森にクリスマスの花が咲かなかったんだ!ずっとずっと咲いていたのにだ!全くこの斧で切り刻んでやりたいよ!」
本当に怒っていた。
平修士は頭を下げて言った。
「その事は、私ひとりのせいです。私が悪いのです。」
そしてひざまずいた。
「その事を償うためなら、喜んで命を差し出します。けれど、その前にアボット・ハンス院長様のことづてをあなた達に、お届けしなければなりません。
「何だって!アボット・ハンスさんは、去年のクリスマスにジョーインゲの森で死んだじゃないか?いい加減な事を言うな!」
平修士は涙を流しながら言った。
「確かにアボット・ハンス院長様は、去年のクリスマスにここから天に帰られました。けれど、命がけでお約束を果たされたのです!ここに、アプサロン大司教様からの手紙があります。」
平修士はその手紙を差し出した。
続きはお楽しみ!
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