クリスマスのバラの奇蹟 暴力はいけない 

12月16日(木)
『神が創られた花は人の心に喜びをもたらす。』実祝プランニング語録
泥棒のおかみさんは、平修士の言うことなど聞かずに、畑の小道を歩いていく。
平修士は、修道院に戻り助けを呼ぶことにした。2人のがっちりとした修道僧を連れて戻ってきた。ところがおかみさんは、彼らに飛び掛り噛み付いた。
これは、かなわないと思った修道僧達は、もっと沢山の応援を頼もうと再び修道院に戻って行った。
そのとき、騒ぎに気がついたアボット・ハンス院長に出会った。
アボット・ハンスは、「腕力や暴力を使ってはいけない。」と彼らを諭し、2人の修道僧を修道院に帰し、平修士だけを連れて、畑に戻った。
畑の中でアボット・ハンス院長はおかみさんに「この畑と庭が気に入っていただけたようですね。」と優しく話しかけた。
この人は何だ!と最初は、ギロリと睨んだ目をしていたおかみさんだったが、
アボット・ハンスの曲がった腰と白髪ばかりの頭と、優しい眼差しを見ると少し安心した。
「この庭の畑の花は綺麗だなあと、あたしゃ嬉しくなったんだよ。だけどね、
あたしの知ってる庭とはこことは比べ物にならない程、綺麗なんだよ。」
その庭にバラがあるのだろうか?
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