クリスマスのバラの奇蹟 おかみさん笑顔になる
12月14日(火)
『美しい花は、どんな人も笑顔にする魔法を持つ。』実祝プランニング語録
不思議な事に、クリスマスローズ 「ニゲル」は、通常では花が咲きにくい冷涼な土地を好む。
それ自体が奇蹟かもしれない。
さて、泥棒のおかみさんと5人の子供達が入り込んだのは、修道院の薬草畑だった。
このエービット修道院の院長はアボット・ハンスという高齢で身体が弱ってきた老人だった。
しかし、とても広い心と優しさを持った人であった。薬草畑には、色とりどりの花が咲きみだれ、思わず歓声を上げたくなるような美しさがあった。
季節は夏。おかみさんは、急に笑顔になって、美しい花の間の小道を歩き出した。
この畑では、一人の平修士が雑草を抜いていた。抜いた雑草を外に運び出そうとしたのだが、ついうっかり裏の戸を開けっぱなしにしてしまったのだ。平修士というのは修道僧と同じように祈り、神に仕えながらも、普通の労働にもたずさわる人のこと。
平修士は、おかみさんと5人の子供達の姿を見つけると、走り寄って「直ぐに出ていきなさい。」と言った。
ところがそんな事を聞くおかみさんではない。
平修士は仕方なく、修道院に戻り、助けを呼んでくることにした。
おかみさんは、花が美しいので、おかまいなしにずんずん歩いていく。
さてどうなっていくのか?続きはお楽しみ!
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