愛と献身、チリの事故から
10月16日(土)
『本物かどうかは、自分をどれだけ献げ、人を大事にしているかで、見えてくる。』実祝プランニング語録
チリの事故では33人全員が助かった。世界中が見守っていた。
33人目に地上に引き上げられたのは、責任者の現場監督だった。
彼がそれを希望したという。それはある種の仕事と責任への献身だと思う。
先日献身者と呼ばれる人のことを書いた。
しかし、セラピストをしている友人の話によると、今はその献身者のことで、悩んで、相談にくる人が、増えているという。
勿論立派な、献身者も沢山おられる。しかし、本当に立派だといわれる方々は、里山の医師のように、本当に困っている人達を、自分の身をもって助けておられる方である。
名誉とか、地位とか、お金を追うのでなく、その立場にあるからと1段高いところにいるのでもなく、一人の人間として、へりくだった心を持っておられる。
それを「やっている!」というのと『出来ている』という事は違う。
チリの事故で最後に救出を希望するというのは、1つ間違えば、命を落とすかもしれなかっただろう。彼は本物の現場監督だった。