アドベント その24 み使いガブリエルの受胎告知
12月22日(火)晴れ
『宇宙を造られた大きな存在に不可能は無い。』実祝プランニング語録
クリスマスを待つ時期がアドベントであるが、ではクリスマスとは?
今から2000年以上前、ユダヤの国のナザレという町に信仰深いマリヤという娘がいた。マリヤはダビデ王の血筋である大工のヨセフと婚約していた。さて新訳聖書の最初のマタイの福音書には、家系がずらずら出てくる。
これは、預言者イザヤを通し、救い主がダビデの血筋からお生まれになると預言されていたことの証明である。イザヤはB.C.740年頃に神から預言者として召命をうけて、その後60年預言者として、神の言葉を伝えた人物である。神の預言は700年以上経って実現した。
さて、信仰深いマリヤのところにある日、み使いガブリエルが現れた。マリヤは驚いた。み使いガブリエルは神からの言葉を伝えた。「こわがることはない。あなたは、神から恵みを受けたのです。あなたは身ごもって男の子を生む。その子をイエスと名付けなさい。その子はいと高きものと呼ばれる救い主です。」
この時代は、男女間の貞操についてはとても厳しかった。マリヤは「どうして、そんなことが起こりえましょう?
私はまだ結婚していませんのに・・・」ガブリエルは答えた。「神にとって不可能な事はありませんよ。」
マリヤは、信仰をもってそれを信じ、受け入れた。「私は主のしもべです。神様のお言葉どおりにこの身になりますように。」これは本当に大変な信仰であった。一つ間違えば、結婚どころか石で撃ち殺されてしまう出来事である。
これを「受胎告知」といい、多くの芸術家たちは、こぞってこの絵を描いている。それほどまでに、厳かで、尊いことなのだ。ガブリエルとは「神の言葉を伝える天使」であり「神の人」「神は力強い」という意味を持つ。しかし、仰天したのは婚約者のヨセフであった。人間の頭脳では理解できないことである。ヨセフは困った。そのときまた天使が今度はヨセフのところに表れて「心配しなくていい。マリヤは聖霊によって身ごもった。イエスと名づけなさい。この方は人々を罪から救う救い主です。」
ヨセフも敬虔な信仰を持っていたので、それを信じた。続きは明日のお楽しみ・・・Copyright2009 実祝プランニング
★★★★★★★★★ 『きょうダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ、主キリストです。聖書ルカ2:11』 救い主の降誕がクリスマスである。