アドベント その20 靴屋のマルトゥイン
12月18日(金)晴れ
『本物のもてなしは、自分の心さえ、溶かして行く。』実祝プランニング語録
マルトゥインは、今日まさしく、救い主がこの自分の小さな家にこられたことが解った。
夢ではなかったのだ。マルトゥインの心は、今まで奥さんや子供を亡くしたことで凍っていた。
しかし、誰かに{どうぞ}と暖かいもてなしをすることで、自分の心も溶かされていったのだ。
勿論、損得勘定でしたのではない。自分にできうる小さなことを、利欲抜きに心をこめてしただけだった。
そしてそれらは、その人達の必要を十分すぎるくらいに満たしたのだった。
マルトゥインがもっと高価な外套を持っていたら・・・もっと豪華な食事を用意できたら・・・もっと沢山のお金を渡してあげることが出来たら・・・。それも悪くはない。
けれど、表面だけのもてなしは、豪華であっても、お金があっても、嬉しいだろうか?マルトゥインは長い間、苦しんできた。神にも「なぜですか!」と詰め寄ってきた。
そういう苦しみを体験し、乗越えたからこそ、人の心の琴線に届くのかも知れない。クリスマスは、ご馳走を食べて、プレゼントをして、或いはもらって、自分の目の前の楽しみに浸るときではない。
心の中に、キリスト様をお迎えする、感謝する、その感謝を届ける、そういう日である。
教会に行っているから、家族がクリスチャンだから、それらも大事かも知れないが、神は決してそこに目を留められない。
なぜなら、家族がクリスチャンであっても、それを自分の都合に使ったり、自分のやりたいことを通すために、純真に何かを行っている人を欺くような人も無いわけではないからだ。身内に聖職者がいるからというのも、関係ない。
神はそんなことで人をはかられる方ではないからだ。それらに気がついて無い人も多いのが、悲しいかな現実だ。
神の姿は肉眼では見えない。だから見えないところから、私たちの見えない部分を見ておられるのだ。続きは明日のお楽しみ・・・Copyright2009 実祝プランニング★★★★★★★★★アドベントとともにその関連からHAPPYを見つけていきたい。同じみ言葉から、様々なことが示される『詩篇43編3節・どうか、あなたの光とまことを送り、私を導いてください。あなたの聖なる山、あなたのお住まいに向って。』神の光はイコール愛である。表面の愛ではない。秩序を保ち、しかし、人の心に働きかけ、人を前進させていく力を持つ。